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「ゴルフが健康に良い」は本当か? 社員が身体を張って調査した

「快眠スコアが上がっていました」
「生活全体の意識向上につながりました」
「スイングもスコアも安定してきているのが実感できています」

これらの声は、今年6月から8月までの3カ月間、私たちが社員向けに実施した「ゴルフが上達し、かつ健康になってしまおう」というプロジェクトに参加したモニターたちの感想です。 

プロジェクトに参加したモニターとGOLFTECのコーチ陣

プロジェクトの内容は、国内で11店舗を展開する米国発のゴルフレッスンスクール「GOLFTEC(ゴルフテック)」のコーチに週1回、マンツーマンでレッスンをしてもらいながら、週末はラウンドに行く、もしくはラウンドを想定して1万歩以上歩くことを条件として、睡眠の質向上とそれぞれの健康目標達成に挑戦するというものです。 

「ゴルフが健康に良い」という事実は、国内外の権威ある団体から多くのリポートが出されています。たとえば、R&Aの「Golf and Health」リポートでは、スウェーデンの大規模調査によるとゴルフプレーヤーがノンゴルファーに比べて平均寿長が5年長いという統計データが報告されており、他にも主要な慢性疾患40種の予防・治療効果や、人との交流や自然とのふれあいを通じたメンタル・社会的効果、高齢者やリハビリテーションにおける運動処方に適していることなどが挙げられています。

これらの調査結果について、自社のリソースを活用して実際に試してみよう!というのが今回の企画の主旨です。もっとも、モニター希望者にとっては、GOLFTECのコーチによるマンツーマンレッスンを週1回 ☓ 3カ月間、無償で受けられるというインセンティブも大きかったようですが、ゴルフ専業の私たちにしてみれば、社員のゴルフが上達し、よりゴルフを好きになってくれることは大歓迎です。

6人のモニターの中には、まったくの初心者もいれば、もう一度体力そしてゴルフ力をアップさせたいというGOLFTECの現役コーチもいます。プロジェクト開始前に、睡眠アプリで睡眠の質を測定し、健康とゴルフの目標をヒアリングシートに記入してもらいました。その後、各モニターにコーチをアサインして目標を確認(場合によっては修正)します。普段、GOLFTECのレッスンはスタジオで行いますが、今回は弾道測定器・SKYTRAK(スカイトラック)が完備された本社内の試打室でもレッスンを受けられるようにしました。

公益財団法人・生命保険文化センターによると、日本人の1日の平均歩数は男性が6628歩、女性が5696歩だそうです。18ホールのゴルフプレーは約1万歩と言われているので、その歩数を目標にしましたが、モニターは夏の暑い時期にも関わらず、週末には1日平均9700歩から、多い人で1万4240歩を歩いてくれました。

マンツーマンのゴルフレッスンでは「毎回スライスが出ていたのが、まったく出なくなりました!」という喜びの声や、「レッスン直前のスコアは147でしたが、レッスン中に103が出てベストスコアを大幅に更新できました!」といったうれしい報告が届きました。この機会を利用して、コーチに中古クラブを選んでもらって購入したという人もいて、モニター社員たちは貴重な機会をフル活用していたようです。

3カ月のモニター期間が終了し、結果を総括してみると、ゴルフに関してはほとんどのモニターが成長を実感しており、コーチ陣への感謝の言葉が数多く寄せられました。短い期間ではありましたが、GOLFTECの実力を発揮できたと言えるでしょう。

一方で、睡眠そして健康目標については、目標に届いた人もいれば、届かなかった人もいましたが、期間中は意識して歩くことや、健康的な生活に取り組んでくれました。「運動後は睡眠スコアや寝つきが良くなることが分かったので、継続していきたいです」という声もありました。3カ月で劇的な変化を観察するのは簡単ではありませんが、このプロジェクトをきっかけに、少しでも健康意識が芽生えてくれれば、取り組んだ価値もあったというものです。

今回、参加したモニターたちが熱心に歩き、健康課題に取り組み、なおかつゴルフが上達した姿を見ていると、「ゴルフっていいな」、「健康っていいな」と改めて思いました。「ゴルフは健康に良い」を証明するには、まだサンプル数は十分ではありませんが、これからも私たちはゴルフを通じて健康になれる機会を創造し、取り組んでいきますので、続報を楽しみにお待ちいただければ幸いです!

◆プロジェクトに協力したGOLFTECのコーチ陣
石黒良、稲場智洋、坂井真人、辻秀人、中村晃文

<了>

写真・文 PLAY YOUR LIFE編集部

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