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「PLAY YOUR LIFE」を体現した、茅ヶ崎でのGDOファミリーデー

フランス人作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは代表作「星の王子様」で、「心で見なければものごとはよく見えない。いちばん大切なことは目に見えない」と書きましたが、私たちが常々気にかけている「ビジョン」や「価値観」、それに「会社」も実は目に見えるものではありません。だけど、7月27日(土)に開催されたGDOのファミリーデーでは、それらが少し現実のものとして見えたような気がしたのです――。

いちばん大切なことは目に見えない

コロナ禍を経て7年ぶりとなったファミリーデーは、これまでの本社オフィスに社員の家族を招待するやり方から、自社運営するGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスを基点にして、社員と家族、その友人までが参加可能な『茅ヶ崎を遊びつくす一日』に姿を変えました。主催したのは人事企画室とワークデザイン室、ブランドコミュニケーション本部の社員たち。「時代が変わって、そもそも今はあまり社員も出社していません。同じことを踏襲するより、新しいことをやった方がいいんじゃない?というノリでした」とワークデザイン室の妹尾友里恵は明かします。

ブランドコミュニケーション本部の平野貴子は「前回のファミリーデーに子ども二人を連れて行ったら『ここでお母さんが働いているんだね!』と、私が仕事をしている感覚を初めて理解してくれて、すごく協力的になったんです。それを知っているから、またやりたいと思っていました」と目を輝かせます。「みんなに喜んでもらえるかな?お子さんも楽しんでくれるかな?とソワソワします」と微笑んだのは人事企画室の越田恵子です。中途入社2年目ながら「Shine(社員)会やGDO Bar、交流ゴルフや全体会など複数イベントを目的別にここまで多く提供している会社は少ないと思います」と早くも実感しています。

◆海遊び、ゴルフ場遊びが満載の一日!「GDO FES ~とにかく遊びつくせっ~」

イベント当日、午前中は雄大な相模湾で釣り船に乗るか、足漕ぎカヤック「Hobie」で海遊びを体験できます。釣り船を取材すると、ギラギラと照りつける太陽の下、日焼け対策ばっちりの社員とその家族たちが船べりに並んで釣り糸を垂れていました。初心者でも釣果は高く、アジ、イワシ、サバ、ソウダガツオなどが次々に釣り上がります。突然「キャー!!」と悲鳴が上がったので何ごとかと振り向くと、女子社員が釣り上げた獲物から釣り針を外そうと格闘しているところでした。

足漕ぎカヤック「Hobie」とエボシ岩のコラボ
釣り船・ちがさき丸の船長さんを囲んだ記念写真

昼食休憩を挟んで、午後からはゴルフ場が舞台です。一般ゴルファーがプレーを終えたコースを使い、スナッグゴルフ、フットゴルフ、コースレッスン、ロストボールペイント、生物観察、鬼ごっこ、宝探し、ドッグランとコンテンツは盛りだくさん。大人から子どもまで、ゴルフをやる人もやらない人も、全員が楽しめるよう念入りに準備されています。ゴルフの会社ではあるけれど、ゴルフ場”以外“の遊び、ゴルフ場で”ゴルフ以外の遊び”を提供しているところが主催者たちのこだわりです。

ゴルフ場の中にもいろんな生き物がいるんです
小さな子でもスナッグゴルフなら安心して遊べます

◆リアル社員交流の機会として

この日、来場したのは約140人。社員スタッフ40人も含めると、約200人のGDO関係者が集まりました。同じ会社に勤めていても、リモートワークの人もいれば、業務ではまるで接点のない人たちもいます。「普段全然話をしてない社員同士が、子どもが絡むことによってコミュニケーションが生まれていたのでうれしかった」と喜んだのは、イベント統括の大役を担った人事企画室の海保 希です。「茅ヶ崎だからこそ生まれたコミュニケーションもあると思うんです」と胸を張ります。

じゃんけん大会はこの盛り上がり!

夫と6歳、4歳の息子二人を伴ったリテールビジネスユニットの清水幸恵は「スナッグゴルフとフットゴルフという、子どもが入りやすい“ゴルフもの”があることと、事業部の友人と子どもたちの顔合わせも兼ねて参加しました」と、この機会を活用して茅ヶ崎を初訪問しました。「子どもたちはゴルフ場が初めてでしたが、自由に走り回って楽しい時間を過ごしました」と、わんぱく盛りの男の子たちも喜んでくれたそうです。

初めてGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスを訪れた清水幸恵とその家族

◆自分たちが「PLAY YOUR LIFE」を体現すること

「PLAY YOUR LIFE」というブランドスローガンを掲げる私たちにとって、茅ヶ崎はその象徴で、「あそびのある人生」を追求し、「あそびに寛容な社会」の実現を目指す実験場とも言えるのです。だからこそ、まずは自分たち自身が精一杯遊んでみようというのが今回の裏テーマ。社員自ら真剣に遊ぶことで、見えてくる新たな世界もあるはずだから…という思いです。

夫婦で来場した執行役員の築山 充は「家族が1回でも会社に触れていれば、会社に対する印象は全然違うと思います。どんな人たちと働いているかがやっぱりすごく重要で、一緒に働いている人がこれだけ多く見られる意味付けはとても大きいものだなと改めて感じました」とうなずきます。

夫婦で来場した執行役員の築山 充

「これだけ世の中が成熟してくると、余白時間をいかに楽しく有意義に過ごせるかが、生活全体の豊かさにつながると感じています。遊ばないと仕事も頑張れないというか、そこが、我々が一番貢献できるところだろうなと思います」と築山は言葉を継ぎます。「僕らはゴルフというパワフルなツールを使って、余白部分の大切さを伝えていけます。余白と言いましたが、たまたま空いているというよりは、あえて時間を空けることが大切じゃないでしょうか? そうじゃないと生活がギスギスしちゃうし、もっと広い意味でいえば人生がうまくいかないと思うのです」

そんな話を聞いていると、地球にやってきた星の王子さまが鉄道員に出会うシーンを思い出しました。王子さまは目の前を猛スピードで行き来する特急列車を不思議そうに眺めています。

明かりをつけた三台目の特急が、轟音をたてて行った。
「最初に行った人たちを、追いかけてるの?」王子さまは聞いた。
「なにも追いかけたりはしていない」と鉄道員。「あのなかでは寝てるんだ。さもなきゃ、あくびをしている。子どもたちだけが、窓ガラスに顔を押しつけてるんだよ」
「子どもたちだけが、何をさがしているのか、わかってるんだね」と王子さま。

(河野万里子訳/新潮文庫)

イベントを企画した(左から)海保 希、越田恵子、妹尾友里恵

私たちは、特急列車で窓に顔を押しつけている子どもたちが許容され、大人も一緒になって世の中のあれこれを興味深く眺め、楽しめるような社会を目指しています。「PLAY YOUR LIFE」とは、きっとそんなことから始まると思うのです。

<了>

写真・文 PLAY YOUR LIFE編集部

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