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音と飛びの“裏側”に触れる——ヤマハのクラブ開発現場に潜入!

「飛び」と「音」を極め、数々の名器を生み出してきたヤマハ。ツアープロからアベレージゴルファーまで、多くのゴルファーを魅了してきたクラブの秘密ー。その開発現場の中枢を、今回特別にダイヤモンド会員さま限定で見学いただくツアーが開催されました。

 開催日 2025年5月23日(金)
 開催場所 ゴルフR&Dセンター(静岡)

今回は、静岡県浜松市にあるゴルフR&Dセンターを訪れました。ゴルフR&Dセンターは、通常一般のお客様は立ち入ることができない場所。そんな“門外不出”の現場に足を踏み入れるということで、参加者の皆さまも興味津々。「せっかくなら、たっぷり体験してほしい」――そんなヤマハさんの思いもあり、説明はほどほどに、2組に分かれて早速イベントスタートです。

試合に帯同し、プロの要望に合わせてその場でクラブを調整する「ツアーバン」。今回はその内部に入り、実際にクラブヘッドとシャフトの接着を体験していただきました。


接着に使うのは、2種類の液体を混ぜて作る強力な接着剤。混ぜるとわずか数分で硬化し始め、振っても抜けないほどの強度になるわけですが――実はこの作業、見た目以上に難しいんです。分量が1グラム違うだけで、固まらないこともあるのだとか。集中力と手先の感覚が求められる、まさに“職人の世界”を体感する時間でした。

気づけば皆さん、自然と腰を落とし手元に集中。すっかり“その道の人”のようです。クラブを“使う”だけでなく、“作る”工程に触れたことで、クラブに愛着が湧きゴルフそのものへの見方が少し変わったのではないでしょうか^^?

開発現場の敷地内には広々としたテストレンジがあり、こちらも見学させていただきました。レンジ内には、かつて開発された貴重なドライバーから最新モデルまで、さまざまなクラブがずらり。なかでも注目を集めていたのが、今ではなかなかお目にかかれない木製クラブ。実際に試打することもでき、その昔懐かしい打音や打感に、参加者の皆さんも興味津々でした。

今回はヤマハさんのご厚意で、ツアーバン見学のときにダイヤモンド会員の皆さまが自分で接着したクラブを、そのまま試打させていただけることになりました!“自分で作った一本”というだけあって、愛着の湧き方もひとしお。クラブを見る皆さんの目はどこか優しく、自然と笑顔がこぼれていました。

トークセッションでは、お客さまからいただいたご質問に対し、ヤマハさんが丁寧に回答してくださいました。中でも特に熱量が高かったのが、“音”にまつわる話題。開発の裏側や打感との関係についての深掘りに、皆さんの知的好奇心がくすぐられたようです。

よく「打感」という言葉が使われますが、この“打感”はどのようなものかご存じですか?

ヤマハさんによると、打感の正体は9割以上が“音”で決まるのだそうです。実際、音楽を大音量で流したヘッドホンを装着した状態で打つと、ほとんどの人が打感を感じ取ることができなくなるのだとか。ごく一部のプロゴルファーだけが、わずかな振動などから打感を捉えることができるレベル。つまり、私たちが「打感がいい」と感じるとき、それは無意識のうちに“音”に反応しているということなんです。

ヤマハさんはこの“快感をもたらす音”を徹底的に追求。振動の特性や周波数を測定・解析し、目には見えない音の“挙動”から、心地よい打感を作り上げているそうですよ。

実はこの日、これまでにご紹介した体験以外にも、3Dプリンターを活用したクラブ開発の現場や、耳栓を着けて反発特性を測定する実験設備など、さまざまな貴重な現場を見学させていただきました。

しかし、ここからは“極秘中の極秘”。残念ながらここではお見せすることができませんので、ぜひ、今後このようなイベントが開催された際には、ご応募のうえご自身の目で体験してみてくださいね!!

  • クラブの開発に携わる技術者の方々の取り組みに関心いたしました。ツアーバンでのドライバー制作体験も貴重なものでした。トークセッションでの皆様の話もたいへん興味深いものでした。
  • 想像していたものと、実際に見学した時のギャップは良い意味でものすごい大きい。GDOのスタッフとヤマハのスタッフのおかげです。なかなか見ることのできない事、物、なかなかできない体験など大満足でした。
  • ゴルフクラブの開発現場を詳細にご説明頂いて、大変貴重な経験でした。音や感性にこだわって、材料物性にフィードバックさせるという開発姿勢にも大変共感が持てました。

ゴルフR&Dセンター


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