ラグビー元日本代表・大畑大介さん「いつまでも元気で何かを探して進んでいるような人になりたい」／GDOポッドキャスト#10-4

○「大畑大介の道」とは、どんな道ですか？
自分の中のルールというかテーマは決まっていて、棺桶に片足を突っ込んだ時に「自分の人生は楽しかったと思えるか？」を考えながら生きています。やり残したことがいっぱいあるのは嫌なので、自分の中でやれること、やりたいことを日々やっていきたいなと思っています。

○何事もまずやってみるタイプ？
自分も現役の時はそうだったけど、結果が出ないと人のせいにしたり、独りよがりになったりすることが多いじゃないですか？ そういうことって、その舞台に立っていない人間が言うことが多いから、まず行ってみて、やってみる。できなかったら軌道修正。その繰り返しをずっとやってきたから、今もまずスタートラインから一歩踏み出して、できること、できないことを常に選択できる環境に身を置きたいなっていうのがありますね。

年をとればとるほど、自分の可能性はなくなっていくし、臆病になればなるほどそういう選択をしなくなるのが現実なので、なるべくあれをやりたい、これをやりたいっていう思いを持っていたいです。周りでそういう人を見ると「かっこいいな」「素敵だな」って思うんです。いつまでも元気で何かを探して進んでいる人。自分はそういう雰囲気を醸し出せる人間でいたいなって思います。

◯大畑さんがよく言う「根拠のない自信」につながりますね。
根拠って基本は前例じゃないですか。誰かがやってきたことが前例だけど、自分と他人は歩んできた道も、時代も年齢も背景も環境も違う。ダメな時に「根拠がないからやめよう」っていう逃げ道にしかならないから、自分が根拠になったらいいじゃないかと思ってやっています。